時間の流れは平等、機会は不平等
13,4年前、音楽雑誌読者欄の「○○求む」コーナーにNYメトロポリタン歌劇場日本公演チケット求む京都のおばちゃんが
名古屋でのある日の演目、「日曜日の昼間にしか行けないため、ぜひお願いします」
演目は2本立てながら正味3時間足らず、しかも2本目のチケットだけ希望
休日取れるのが日曜日だけの仕事持つ感じじゃない
他にも日曜日の公演あり。ただし、東京で…
推察するに、手間かかるジジババあるいは在宅病人を抱えている
休日の場合、成人かそれに近い子供、近親者の誰かが代役の都合つくケースある
京都-名古屋なら移動時間もそう長くはないし
1公演だけ訪れた観劇の機会だったんでしょう
上段は、ちょうど1年前のYahoo!Daysから抜き書きです
名古屋での公演というのは日曜日でなく土曜日だったかも
何にせよ、ようやく掴んだ観劇の機会を逃がしたくないという印象でした
同じ頃に、大阪いずみホール楽屋前で見たババァどもには、理解不能やろな
「この間のMETサイコーだわ☆」「♪アラベラが、どーたらこーたらの感じよね~」
ニューヨーク行くなんて日常茶飯事、値段と敷居どっちも高いランチが日常食
といった如何にも有閑マダム風になんかよ
有閑ババァどもといい、ネットで連れ合い酷評が息抜きな極楽主婦(亭主)といい
介護保険頼らなくても全額実費で賄えますのよ~オホホホ♪なカネ持ちや
連れ合いはアンタが選択したでしょ?酷評するは見る目無かった我に在りには
Yahoo!ブログ[介護]カテゴリなど、大げさに騒いでいる対岸のボヤ程度かと
介護カテゴリの中にも、何ともオメデタイ世間知らずはいるけど
記事は単なる記録にとどまらず、誰かの助けになったり
遠方にいる身内への電話やメールでは言えない諸々の伝言板になったり
大半はブログだけが、社会との接点であり、自分の存在証明なんですよ
兄弟姉妹いたって知らん顔、あるいは、一人っ子のために
40歳になるかならんで人生終了させられ孤立無援の毎日を送り
近所のファミレス行けるだけで、高級レストラン気分
ジジババが公的なお泊まりなら、アバラ家も地上の楽園
そんな内心は忸怩たる思いですら、人に聞いてもらいストレス解消になる
話を聞いてもらえるのは、まだ恵まれている
ジジババは健在で自助努力もOKながら、自身は介護保険無関係の30代とあって
退職に追い込まれても預貯金少なくなる一方でも
難病で寝たきりになった嫁を守るべく日々闘う亭主が、人知れず存在する
似た境遇が全くいないため、誰にも話せない話しても信じてもらえないもいる
何ともオメデタイ世俗にわかりますかね?
今後、ジジババ中心とする福祉環境は間違いなく、悪化の一途をたどる
ごく一握りの特権階級以外、必ずや思い知らされるこの世の不条理と無慈悲
本当、明日は我が身なのに、誰も真摯に受け止めないとは情けなや…