ああ ! お黙り、悪い心よ…ぶってね、愛しい人よ
サンダーランドvs.リヴァプール観た後、小腹減ったので
チーズ1片とマンゴープリンを食べ、人心地ついた~
で、腹ごなしの更新をば
昨日の夕方、アメブロ別荘更新するため
モーツァルト♪ドン・ジョヴァンニをYouTube検索したら
…マジかよ
フランク・シナトラだと、如何にも漁色家の風貌じゃん
あのさ、ドン・ジョヴァンニって、従者のレポレッロの記録によると
各国でおよそ2000人、うちスペインですでに1003人の女性と関係した
老若、身分、容姿を問わぬ、自称『愛の運び手』
スカート履いてりゃ、選り好みしない、オトコの鑑でもある
なるほどオンナ好きにも程があるわな
一つ忘れちゃならんのは、彼はいつだって、真剣勝負だという点
餌物にしちゃうと、サササーッと熱が冷め、「次行こう、次」だけど
口説いてる最中は恋するオトコ、純情なのよ
シナトラって、30歳年下の色気ゼロ若妻ミア・ファローもらった時
「オンナに飽きたから、男の子に手を出したのよね」
妖艶な前妻エヴァ・ガードナーから笑われた
ミアとは2年しか続かず、元妻同士が仲良し関係続くは置いといて
とにもかくにもシナトラじゃ、ドン・ジョヴァンニ似合わん
貴族らしい気品に欠けるのが、難点なのやら
♪手を取り合っての正統派ペタリ
「ゴッビの誘惑にはついつい乗ってしまいそうになる。
それに対する彼女の心の乱れが見事に見て取れます。
これを提供してくれた方に感謝します。」
動画への日本語コメントさん、同感の至り
Sì, vendetta! Tremenda Vendetta!-Callas and Gobbi-Rigoletto
Tito Gobbi e Maria Callas nella Tosca di Giacomo Puccini
Don Basilio! - Callas, Gobbi, Alva
ティト・ゴッビは、父娘役、敵役、お笑い役まで
演技派マリア・カラスの相手役をいろいろ務めただけあって
美声とは言えんが、演技力抜群なのよね
美声だがウドの大木みたいに突っ立つノーテンキ系とは違うの
声だけで感情表現出来ると主張する ?
あのね、役に深く感情移入するだけの感性持つならば
別にロンドンでシェークスピア演じろと無理言うわけじゃなし
例え少々ぎこちなくとも、身体の演技力伴うものだよ
ツェルリーナ役が、イルムガルト・ゼーフリート、興味深い
ワーグナーのヒロインで一番軽いとはいえ
♪ニュルンベルクのマイスタージンガーのエヴァ役
意外と音域低いこの役を歌え、決して軽い声のソプラノじゃない
♪ドン・ジョヴァンニの場合、ドンナ・エルヴィーラ歌えた
高い音域出るメゾ・ソプラノが歌うこと多い役をね
ん ? ツェルリーナも、高いメゾが歌うこと多いよな
でも重さが違うか
ドンナ・エルヴィーラには、悲劇的要素が含まれるしな
それはともかく
ゼーフリートは勧められても、ドンナ・エルヴィーラ転向を断り
生涯、ツェルリーナに留まった
「ドン・ジョヴァンニの誘惑にどう陥落するか、お聴かせし続けますわ」
さすが第一人者、ツェルリーナ演じる難しさをわかってますね
皆様、La ci darem la mano検索して、よーく観察しましょ
ツェルリーナは田舎娘、しかし単なるおぼこ娘じゃない
誘惑に陥落後のアリア聴いてごらんよ
Anna Moffo - "Batti, batti, bel Massetto" & "Vedrai, carino"
つい自分の好みで選んだは置いといて
♪ぶってね、マゼットといい、♪あんたがお利口さんならばといい
この小悪魔が~の素質は十二分に持つ
とはいうものの、やっぱ小娘ね、百戦錬磨の男前の誘惑に落ちちゃう
若い娘の複雑な心情を表現する、どんだけ難しいか
歌上手く、若く可愛けりゃ、世の中万時OKとは行かんのさ
ゼーフリートは決して若く美人じゃないが
永遠に愛らしく艶っぽいツェルリーナの理由、聴いておわかりよね
ところで
芸術の授業で音楽専攻した女子高生時代の記憶から
アタシゃ多分、ソプラノとメゾ・ソプラノとの境界線にある声
中学3年生の文化祭で、演技力抜群を大絶賛された
誰か声楽教師してくれるなら、ツェルリーナ頑張ってみよか~
舞台で歌わせてもらえる場合
ドン・ジョヴァンニは、アタシ好みの男前を選ぶぞぉ(誰かは秘す)
余談というか邪推モードながら
ドン・ジョヴァンニとツェルリーナの場面
二重唱の後に、陰で見ていたドンナ・エルヴィーラが飛び出してくる
「お待ちなさい、恥知らず ! 天は私に
貴方の色仕掛けを聞かせてくれた 私は間に合った
この質素で純真なお嬢さんを
貴方の人でなしの策略から救い出すことに」
( http://www31.atwiki.jp/oper/pages/84.htmlより引用 )
ドンナ・エルヴィーラ、彼女は、特別な女性よね
かつてドン・ジョヴァンニに誘惑され、婚約するもその後捨てられた
身分の高い、彼と同等の地位にある女性とあっては
さすがの放蕩者とて婚約する必要あったかもしれんが
始終ドン・ジョヴァンニを追い回し、彼を改心させようと試みるほど
彼女を愛し、彼女に愛されちゃったの解釈でいいわけだ
っつうことはやな、♪手を取り合っての場面って
陰で嫉妬の炎燃やしてたんでしょ…ドMの傾向感じる~
あ、だから、ドン・ジョヴァンニはドS役を引き受け、追っかけっこ ! ?
記事題名は言うまでもなく
ドンナ・エルヴィーラとツェルリーナとドン・ジョヴァンニの三重唱状態
Ah taci, ingiusto core !
Batti, batti, o bel Masetto
Deh,vieni alla finestra