mathichen 雑記帳【Hatena版】

ウェブリ休憩所の保存庫

心の綴り方教室

独居する80何歳認知症姑を通い介護するアラ還嫁がいる

日常で面倒なのは、郵便物チェックの模様

頭ボケてる事でなく、読み書き苦手で内容理解出来ないのが問題なの

識字率が世界最高水準の日本で、読み書き苦手?

嫁の今年89歳になる実母は、高等教育を受けられる裕福な育ち

一方トメさんは、農家、昔の小作人家庭育ちで、尋常小学校が最終学歴

40歳前からパートを手始めに何十年バリバリ稼いだ事が自慢のトメさんだけど

込み入った事務処理不要の業務だったんでしょね

年金受給手続きもどうやら、娘(嫁から見て義妹)が代行してくれたようで

いまは、嫁があれこれ動き回ってくれるから

読み書き苦手でも高齢独居が可能という次第よ

画像

父と兄を事故で亡くし、山の手から下町へ引っ越して来た幸子と母

変わり過ぎてしまった環境に戸惑う幸子だが

隣家のヒゲ医者と息子の松吉たち、周囲の暖かさに触れ徐々に馴染んで行く

この作品と思うものの(自信は無い…汐見朝子原作、それは間違いない)

主人公は13歳か14歳

貧しく、母の内職手伝いするうち、中学校入学しそびれた

…役所があーだこーだ行って来なかったのか?

現代だって、存在知られない未就学児童いるでしょ

現代に近い日本の教育環境が整って半世紀そこらなので

漫画描かれた1970年代には、結構数いたと思われる

ともかく、幸子も役所から忘れられ

娘に申し訳無い母が、定時制中学の存在を知り、娘に勧めた結果

幸子は1年遅れで晴れて女子中学生となれた

ある日、山の手時代の友人たちと街でバッタリ再会し、お茶したら

幸子は中学2年生の会話について行けず

友人たちから、「1年遅れたから仕方ないよね~」

…この辺りで、友人たちの品性という意味での育ち悪さが見て取れる

果たして、当時小学生のアタシが感じ取ったように、性悪娘どもだった

性悪は言い過ぎか、けど性格良くないのは確かであった

友人たちの通う全日制中学の運動会に招待された幸子に

その学校の生徒会長だかイケメンNo.1だかが、「どこの中学に?」と尋ね

定時制なの?ウチにも定時制あるけど…

ボクたちが朝登校するとね、よく、ボクたちの持ち物が無くなってるんだよね…」

証拠も無いのに、同じ教室使う定時制が物盗りと決めつける糞ぶり

それを聞いた幸子の友人たちも「え~」、ヒソヒソやる姿に、幸子は失望した

彼女を救ったのは、定時制の仲間であった

定時制といえば、生徒の年齢は老若男女に亘る

昼間は商店街で働くあんちゃんや、集団就職で上京したねえちゃんもいれば

家庭の事情で学校行けなくて60の手習いジジババもいる

アタシの通った小中学校で使っていた道徳教科書には

自由時間持てるようになって勉強始めた、日本在住する韓国オモニが載っていた

こういう人たちって、親にシリ叩かれない自由意志での勉学とあって

詰め込まれた方程式をオウム返しするようなロボットには持てない人情が備わる

漫画の最後、別の街へ引っ越す事になった幸子を見送ったのが、定時制の仲間

その意味わかるよね

「いまどき大学行ってないなんて、勉強嫌いで頭悪いか、家が貧乏なんですよ」

そういう自分は、親がいなけりゃ受験勉強出来ないドグサレ成金育ちだろ

奨学金受けての苦学生なら、院まで卒業しようと、現場叩き上げの賢者に通じ

自分は可能だったからと、どうしても高等教育が無理な人たちを蔑視しないよ

とにかく、育児に人手借りてまで外で働く淫売主婦風情が発言小町にいたけど

姑と小姑にDQN返しした語学堪能主婦も、同類かしら

何かにつけて嫁を見下す、英語使える自慢の小姑と娘自慢の姑を凹ますべく

ドイツ人に、まず英語、次にドイツ語で話しかけ、姑と小姑をギャフンと言わせた

ま、DQN返しはわかるんだけどね

「英語なんて、中学から大学まで普通に勉強すれば、誰でも覚えられますから」

誰もが普通に大学行くものが見え隠れして

その主婦を絶賛した者たちともども、「勉強出来るバカ」と映った

学歴廚がウヨウヨする2chにも、「勉強出来るバカ」を嘲笑する賢者いるわな

院まで出て、大企業就職したって、不倫や離婚して子供はパラヒキニ-ト

高卒で、工場勤務でも、子供を自立させ、老後もゼータク言わなければ安泰

どちらが人間として上等か、クダクダしく説明するまでもあるまい

「これ、なんとゆう字?」

幼児期から芸人生活を送って無学な蝶々師匠が、台本の漢字を読めず

自分の弟子にして年下婿さんだが高学歴に質問した

その事が、芸名“南都雄二”の由来

という説がある

蝶々師匠も全く読み書き出来なかったわけじゃないが

識字は、幼児期に記号として視覚で覚える要素が大きい

難しい漢字を忘れ、辞書が手元に無ければ、アッサリ諦める中国人と違い

日本人は、ひらがな・カタカナ・ローマ字に逃げ込めるものの

成人以降に読み書き学ぶのは時間と根気が要り、完全習得はなかなか難しい

読むと書くは別の能力なので、読めても書けない事あるしね

一般的に、幼児期に記号として視覚で文字を覚えるが故に

つまり、誰でも出来るわ意識が生まれやすいが故に

勉学機会逃した者や識字障害への無理解がはびこると見る

‘沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇’(1995年)

識字障害である事をひた隠しにしていた家政婦が

その事実を暴かれた事をきっかけに

雇い主であるブルジョワ一家に不満を抱くようになり

かねてより一家を憎んでいた友人とともに

一家全員を惨殺するに至るまでを描いている

家政婦に就学や障害を克服する機会あったっけ?

ルース・レンデル原作では

就学はしたと記憶する

何かで文字読むに迫られた際には、父親が庇っていたと思う

家政婦が読み書きしないで無事に生活送れていたのは確かだ

ブルジョワ家の娘から読み書きを学ぼうと言われても

家政婦は何も困らず、娘が上から目線での提案だったら

小さな親切、大きなお世話であり、ブルジョワ家は地雷を踏んだとも

原作でのオペラ鑑賞場面はだね

あ、その前に、トシヨリの知恵袋を公開しとくと

「昔々、カセットデッキ全盛期

TV番組の音声を、TVの前に置いたカセットデッキで録音していた

TVとデッキを音声ケーブル接続すれば、綺麗に録音出来る

接続しないで録音するカネ持ちの場合、ケチとただのバカ、どっち?」

レンデルに戻ると

TVの前に置いたカセットデッキに雑音入るというので、娘が両親に文句を言う

両親は、家政婦の識字障害について話していた

細かい内容は忘れたけど、娘の「そんな事どーでもいいでしょ」的な反応が

別の会話で、「字が読めないなんてね」と笑っていたを合わせると

一家皆殺しは、「勉強出来るバカ」が自ら招いた破滅と言えよう

見る目が見れば、発達障害間違いない女の子がいる

一般は誰も声聞いた事無い、会長出勤登校する女の子よ

あれは絶対、不都合を隠そうとする家庭及び取り巻く環境が悪い

見立て通り発達障害であれば

日常暮らすには困らないにせよ、一生隠し切れるもんじゃない

大英帝国女王様の次男坊の所の孫娘、ベアトリス王女のように

早いうちに識字障害を公表し、適切な治療を受けられたら

本人の希望叶わなくとも、それなりの人生選択肢持てるを考えるべし

詳細は割愛するが、日本は世界に冠たる障害者差別大国である

無病息災で順風満帆な者は換言すれば

「人の価値観はそれぞれですからと言いながら

人の背負う人生や定めもそれぞれなのに、特権階級基準を振りかざす矛盾ぶり

幅広い視野を持てない、無知という障害を負ってるのにね」

何はともあれ、特権階級系って

・机上の論理では生存競争に負ける物事が存在するを知らない

・学校の勉強は出来ないが人生の知恵持つ者に劣る

・自分の非常事態に、人を舐め腐った真似のツケが回り誰も助けてくれない

自殺行為に走ってるに等しいよ

障害者施設での大量殺人起きたね

相手が障害者なら、健常者が人殺ししても許されるとでも?

本気でそう考えるんだったら、嫌韓厨の類にも言えるが

日本はもはや、右手を挙げるに右へ倣えのナチス国家と断言してやるわ

「恵まれた者が理解を示して、不遇に置かれる者の心を掴めば

不遇に置かれる者にも明るい未来は開け、周囲の負担も軽減される」

ちゃいますかね